魚市場ブログ
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海と魚のSDGsを体感しよう!明日はさかな文化祭!
2023年11月03日
こんにちは!いよいよ明日は毎年大人気のさかな文化祭が開催されます!今年のキャッチフレーズは「ちゃんと海をたべよう。海と魚のSDGs」。私たちが大切にするのは、日本の伝統的な「旬のモノ地のモノを食べる文化」。これが資源保護や環境負荷軽減にも繋がると信じています。 では、イベントの詳細をご紹介しましょう。 全国おさかなマーケット 各地の水産品のPRや販売が行われます。地元の新鮮な魚介類を手に入れるチャンスです! . 全国おさかなフードコート おいしい魚料理が一堂に会します!魚の美味しさを存分に楽しんでください。 たべるさかなのタッチプール 実際の市場で取り扱われる魚を直接触れる体験ができます。お子…
北海道の本ししゃもの魅力
2023年10月27日
今年もこの時期が来ました。秋の深まりと共に、北海道では貴重な魚「本ししゃも」の漁期が始まりました!! 10月から11月中旬という短い期間でしか獲れないこの魚は、まさに北海道の特産品と言えるでしょう。 「本ししゃも」は、北海道の太平洋岸に存在する限られた川にしか遡上しない稀少な種で、世界的にも非常に珍しいとされています。 市場に出回るししゃものほとんどは、「樺太ししゃも」や「カラフトシシャモ」と呼ばれる海外産のもので、北海道産の本ししゃもはその中のわずかな割合しか占めていません。 本ししゃもはサケ科の魚で、産卵のために川を遡上してきます。その姿はワカサギにも少し似ていますしが、味は全く異なります…
インバウンド向けの市場ツアーのプロモーション動画撮影
2023年10月20日
昨日は市場で行われたインバウンド市場ツアーのプロモーション動画の撮影日でした。 10月から始まったこのツアーは、観光客が市場の魅力を存分に楽しむことができるように企画されたもので、 予約サイトにアップされる動画の撮影も兼ねて行われました。 当日、市場には外国タレントさんが集まりました。韓国、中国、そして欧米から男女6名、市場ツアーに興味を持ち撮影協力してくれました。私は英語が苦手なため、コミュニケーションの手段としてポケトークを持参しました。しかし、驚いたことに彼らの日本語がとても流暢で、コミュニケーションに困ることなく撮影を進めることができましね(笑) ツアーの内容は非常に充実していて、市場…
鯛の王様に先日行ってきました!
2023年10月17日
今回は、先日、中学の同級生、のお店「鯛の王様」に行ってきました。リニューアルしてからはなかなか行けなくて、やっと行けました。 彼は、海に出て漁もして、締めから冷やし込み、 捌きから提供まで徹底的に突き詰めて魚一筋で日々追及してます。 しかも能見台6丁目で畑約200坪で育てた新鮮な野菜も提供しています。彼の家族や仲間と手を取り合って育てた野菜は、ワカメや野菜クズ、魚のあらを混ぜた特製の土で栽培されているので、新鮮で安全。子供たちがそのまま食べても安心なんですよ。 「能見台野菜」として提供されるこれらの野菜は、地産地消の精神で育てられています。皆さん、横浜市金沢区に行く機会があれば、ぜひ「鯛の王様…
初めて見た魚: リュウキュウヨロイアジ
2023年10月16日
今日は日本の最高峰の漁場、豊後水道についてお話します。豊後水道は九州の大分県と四国の愛媛県の間に位置しており、その荒波が作り出す環境で獲れる地魚は、身が引き締まり、適度に脂が乗った、まさに絶品の魚が獲れるのです。 そして、そんな豊後水道で獲れた魚この「リュウキュウヨロイアジ」です。関東地方では、この魚の旬は秋から冬。しかし、なかなかまとまって獲れることがないため、市場に出回ることはめったにないそうです。 仲卸の伊勢三の店舗前にこの魚がいました。 試食もさせて頂きました。 その味は本当に絶品。さっぱりとしているけれど、適度な脂があり、甘味が強く感じられます。また、身がしっかりとしていて、歯ごたえ…
沖縄の美味しい三大高級魚をご紹介!
2023年10月06日
こんにちは!沖縄の海の幸を愛するものとして、今日は私のお気に入りの三大高級魚について語りたいと思います。 1. スジアラ(アカジン) 2. ハマダイ(アカマチ) 3. シロクラベラ(マクブ) これらの魚たちは、沖縄の海の深みで育ち、その美味しさは他の追随を許しません。特に、シロクラベラ(マクブ)は、その美白の身と独特の旨味で人気があります。 シロクラベラの身は柔らかく、まったくクセがないのが魅力。刺身で食べる時、皮をつけても取っても、どちらも絶品です。私のおすすめは、皮つきの刺身に熱湯を少しあびせ、湯霜(ゆしも)として食べる方法。この方法で、皮の旨味も引き出され、一段と美味しさが…
伝統技術600年の歴史を持つ堺菊守包丁
2023年10月02日
大阪堺は、古くから刃物の名産地として知られ、その伝統は600年以上にわたり受け継がれてきました。この地域の豊かな歴史は、仁徳陵を中心とする中百舌鳥古墳群によって今も物語られています。5世紀には、この古墳を築くための多くの道具が作られ、その基盤となる鍛冶技術が築かれました。 その技術は、戦国時代を迎えると日本刀や鉄砲の製造にも活かされました。さらに、16世紀にポルトガルから日本にタバコが伝わった際には、その葉を刻む「タバコ包丁」の需要が急増し、堺の刃物職人たちの技術が更に磨かれました。そして、明治9年の廃刀令により、日本刀の製造が制限された後も、その深い伝統と技術は和包丁の製造に生かされ、現代ま…
市場の見本市!魚の旬がズレる⁉️
2023年09月28日
今回は、一昨日26日に開催した見本市の裏側や、その中で感じたことをシェアしたいと思います! コロナの影響を受けて大変な時期を乗り越え、元気を取り戻すための見本市を開催しました🌟 今年は21の仲卸業者が出展してくださり、新鮮な魚や干物がズラッと並んでいましたね~冊子もなかなかの出来上がりでした!! 見本市にあのみなとみらいにある、インターコンチネンタルホテルの副総料理長が「初めて食べる食材もあって、新しい発見があった!」と喜んでくれてやってよかったと思いましたね~ 例年なら、10月に入ると秋の旬の魚がたくさん市場に並びますが、今年はちょっと違う様子😓 仲卸のムラマツ社長も「今年の夏が長かったため…
レアな魚シマセトダイ
2023年09月11日
今日は、普段とは違う仲卸市場の発見についてお話ししようと思います。この魚は一見、黒鯛に似ていますが、実はそれとは全く別の種類。その名も「シマセトダイ」です。 シマセトダイとは? この魚はイサキ科ヒゲダイ属に分類され、一般的な市場では非常に稀です。仲卸さんによると、漁獲量が非常に少なく、市場にはまれにしか出回らないそうです。 体形・特性 シマセトダイは、身体が側扁しており、タイに似た体高があります。しかし、その大きさに比べて身はあまり薄くなく、体には独特な特徴がいくつもあります。たとえば、背ビレの始点には前向きの棘が一本あり、背ビレ軟条と臀ビレ軟条部は大体後方に向かって生えています。 味わい:予…
横浜の秋、最高の食材と最新のエンターテインメントを楽しもう!
2023年09月04日
皆さま今日から9月に入りましたね~横浜の秋は、美味しい食材と新しいエンターテインメントが盛りだくさんです! 今年も横浜市中央卸売市場では、横浜市場食材見本市・商談会が開催されます。 第2回目となるこのイベントでは、横浜市場の水産物部仲卸業者や関連事業者が、厳選された食材を提供しています。そして、価格や納入方法などの相談も可能!さらに、試供品をお持ち帰りいただけます。 また、この日には、国際都市・横浜に隣接している横浜市場の近くに、世界最大級の音楽に特化したアリーナがオープン。そして、その2日前の9月24日には、横浜初進出のヒルトンヒルトン横浜もオープンします。この時期の横浜は、まさに熱気と活気…