魚市場ブログ

魚市場ブログ一覧

王長 松川鰈

2023年12月12日
今日は仲卸に立派な活マツカワがいたのでご紹介しますね!! マツカワカレイ(松川鰈)は、カレイの種類の中でも最も美味しく高級なものとして知られています。この魚の名前は、その皮が松の樹皮に似ていることから名付けられました。 マツカワカレイは、その格別な美味しさと昔からの珍しさから「カレイの王様」や「幻の魚」とも呼ばれています。 体長70センチメートルまで成長することがあり、その体型は顕著に平らです。鱗はざらざらしており、触ると硬い感触があります。背びれと尻びれには黒い帯状の模様があり、尾びれの後端が丸くなっているのが特徴です。また、この魚の盲面(下面)の色は性別によって異なり、メスは白、オスは黄色…

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年末年始の食材のお買い物!

2023年12月08日
  今年も残りわずかとなり、市場の活気は最高潮に達しています。特に、仲卸街では年末年始に向けた商品が所狭しと並んでおり、その賑わいは見るものを圧倒します。 毎週土曜日の一般開放日 驚くべきことに、今年の12月は毎週土曜日が一般開放日となっており、8時から10時までの限られた時間ではありますが、この特別な機会を利用して市場の雰囲気を味わうことができます。 年末恒例の3日間の開放日 さらに、毎年恒例となっている12月28日、29日、30日の3日間も開放日が設定されています。これらの日は、年末年始の食材を購入する絶好の機会となるでしょう。 魚介類だけではない豊富な品揃え 市場では魚介類だけ…

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東京湾からホシザメ

2023年11月30日
今日は、東京湾で仲卸さんによって釣られたホシザメについてお話しします。 ホシザメという名前は、その美しい外見から来ています。体の側面にある白い星のような斑点が、この魚に「ホシザメ」という名前を与えたのです。その見た目だけでなく、味にもその特徴が現れています。ホシザメは、サメの中でも最もおいしいと言われているらしい? 沿岸域の砂泥底を好むこの小型サメは、無脊椎動物や魚類を食べて生活しています。春には1匹から最大-22匹くらいの子供を産むそうですが、近年ではホシザメ含むサメ自体が絶滅危惧種になってるそうですね~ ホシザメは新鮮なものを刺身として楽しむのが一般的ですが、かまぼこやはんぺんなどの練り物…

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真鱈のほっぺ

2023年11月27日
希少な美味「真鱈ほっぺ」 北海道稚内は、新鮮な海の幸で知られる地域です。中でも、株式会社うろこ市から「真鱈ほっぺ」が入荷していました~名前のまんまですが紹介します! 真鱈ほっぺとは? 真鱈ほっぺは、鱈のほっぺた部分を指し、1尾の鱈からはたった2枚しか取れない非常に貴重な部位です。この部位の特徴は、その希少性だけでなく、独特の食感と味わいにあります。5kg以上の大きなタラからのみ採れるため、商品としての価値が高くなっています。 市場における希少性 タラの漁獲量が少ない年には、市場への入荷も極めて限られます。これは、真鱈ほっぺが極めて希少であることを示しており、手に入れた際の満足感はひとしおです。…

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市場まつり

2023年11月24日
2023年11月19日、横浜市中央卸売市場本場は、約4年ぶりに「横浜市場まつり」を開催しました。 このイベントは、新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされていたため、再開にあたり特別な意味を持っていました。 当日は、約4万人の来場者で賑わい、市場の普段見ることのできない魅力が満載でした。マグロ、カニ、キャベツ、大根、和牛、乾物など、新鮮で質の高い食材が格安で販売され、それを求める長い列ができました。 また、炭火焼きのサンマなどを提供する屋台も大人気。来場者は美味しい食べ物を楽しみながら、楽しい時間を過ごしていました。 ステージでは、歌やソーラン節などのパフォーマンスが披露され、私自身もステ…

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鮭塚供養の日

2023年11月13日
一昨日、11月11日は、日本の伝統と文化が深く結びついた特別な日である鮭の日でした。この日は、昭和3年から続く当時は戸塚区名瀬町に妙法寺で行っていた鮭供養の日です。このブログでは、この伝統の起源、文化的意味合い、神聖な場所、そして現代の意義について掘り下げてみましょう。 ・鮭の日の起源 鮭の日の起源は、鮭がかつて日本の重要な商品であったことにあります。横浜市中央卸売市場の水産部の関係者が毎年この日に磯子区にあります金蔵院を訪れ、鮭に対する感謝と敬意を表して供養を行う伝統が、今も続いています。 ・文化的意味合い 「塚」という言葉には「墓」の意味が含まれており、日本全国には水産物を供養する約100…

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ズワイガニの解禁

2023年11月10日
冬が訪れると、日本海は特別な季節を迎えます。11月6日には、待ちに待った松葉ガニ(ズワイガニの雄)の漁が解禁となり、 海からの贈り物が山陰地方をはじめとする各地で水揚げされます。地域ごとにその名を変え、福井県の「越前ガニ」、石川県の「加能ガニ」としても知られるこのカニは、その場所ごとの誇りとして異なる名前で呼ばれています。 この地域特有の名前の背後には、各漁場が独自のブランドを作り出し、色とりどりのタグを用いることで、自分たちの産品を際立たせようとする努力があります。それはまさに、地域の漁師たちが自信を持って漁に励んでいる証拠です。 例えば、鳥取県で獲れる「とっとり松葉がに」は、赤字で名前が記…

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サンマの回復傾向 – 2023年の水揚げで希望が見える

2023年11月09日
今年のサンマの漁獲量に一筋の光が見え始めています。全国さんま棒受納漁業協同組合による最新の報告によると、2023年のサンマ漁は、過去5年間で最も低かった数値からの回復を示しています。 10月末時点での水揚げ量は、1万5471トンと前年比40%増加し、過去最低だった2022年の最終漁獲量と比べても、すでにその数を上回っています。これは、サンマ資源の回復への強い希望です!! ※イメージイラスト 漁業情報サービスセンターが運営する「おさかなひろば」によると、11月初旬にはさらに3023トンの水揚げがあり、これにより2021年の漁期最終記録をも超えました。5年連続の最低記録更新からの脱却を意味し、サン…

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茨城の海から現れた逆さヒラメの不思議!

2023年11月07日
ブログタイトル: 茨城の海から現れた逆さヒラメの不思議! 茨城県の鹿島沖で、通常、ヒラメは左向きですが、なんと右向きのヒラメが釣り上げられたニュースが! 体長56センチという立派なサイズのこのヒラメは、釣り上げた後、生け締めする際にその特異な向きで気づいたそうです。 通常とは異なる包丁の入れ方に戸惑い、何度も向きを変えてみたそですよ(笑) 通称は「左ヒラメに右カレイ」と言われる通り、ヒラメとカレイは左右に顔が向いていることで見分けられることが多いのですが、今回のヒラメはその常識を覆す存在。専門家も「非常に珍しい」と言及し、その背後には遺伝子の謎が隠されているかもしれませんね!! 最初は地元の水…

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来場者2万人超える!

2023年11月06日
先日の土曜日は、横浜の海沿いである山内埠頭が華やかに賑わいました。その理由は、「さかな文化祭2023」の開催でした。例年、みなとみらい21地区で楽しまれていたこの祭典が、今年は新たな息吹を受け、市場の隣接地で初開催されました。 記録的な来場者数となる2万人を超える海の恵みのファンたちが、このイベントに集結しました。横浜市中央卸売市場が主催するブースでは、市場の顔ぶれである9つの事業者が出店し、その日の新鮮な海の幸を始め、普段は手に入りにくい特別な海鮮料理や直送の野菜・果物を提供して、訪れた人々の舌を魅了しました。 特に注目を集めたのがタッチプールです。ここでは、市場で実際に扱われている魚に直接…

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