魚市場ブログ

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春子鯛(カスゴ)

2023年03月09日
今日は3月から4月にかけて旬を迎える「春子鯛」を紹介します。 桜の花びらを思わせる淡いピンクがかった色合いで、別名「桜鯛」とも呼ばれる魚です。 骨も鱗も硬いが、 昔から江戸前鮨の具材として親しまれてきた春子鯛!! リーズナブルな価格と変わらない味で、長く愛され続けているのも納得ですね(^^) 春子鯛は熟成したものとはまた違った独特の味わいを持つ希少な逸品です。 鯛は成魚になるまで3~4年かかり、 その時期になると味が落ちていきます。 そのため、毎年限られた時期しか食べられない春がこの珍味を味わうのに最適な時期です。 春子鯛はお寿司はもちろん、お吸い物や酢の物などの具材としても活躍します。 濃厚…

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初めましての貝

2023年03月06日
仲卸街で初めて見た貝がいました。 名前がオオミゾガイと書いてありました。 早速ネットで調べて色々なことがわかったのでご紹介しますね!! やはり調べると、市場にはあまり出回らないとありましたね~ オオミゾガイは、北海道を中心に産出され、ウバガイ(ホッキガイ)漁の際に混獲されることが多いようです。生息環境については、潮間帯から水深数十mの砂泥底に生息していると考えられています。この貝の殻は長楕円形で、殻長13cm、殻高6cmほど。薄くふくらみも浅いため、白く放射帯がある表面は褐色の薄い殻皮で覆われています。 脚や水管、および外套膜の地色は極極淡い茶色で、脚の表面はトリガイのそれと同じように薄く褐色…

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銚子から旬のマカジキ

2023年03月04日
おはようございます。 今日は千葉県銚子港から入荷していた今が旬のマカジキについてお伝えします!! マカジキは、1月から3月頃が特に美味しい季節で、まさに今が旬!! 銚子市は、マカジキ漁が盛んな地域の一つです。銚子マカジキは、特に脂がのっていて、身がふっくらとしているのが特徴で その美味しさから全国的にも有名です。 お刺身はもちろん煮付け、焼き物など、調理法によって様々な味わいを楽しめます。また、マカジキには栄養素が豊富に含まれています。 たんぱく質やビタミンB群、不飽和脂肪酸などが含まれており、健康にも良いです。 今が旬のマカジキをマルで銚子港から直接仕入れることができるのは貴重ですね~ 是非…

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子持ちヤリイカ!

2023年03月03日
仲卸街を歩いていると、子持ちのヤリイカが入荷していました!! 子持ちヤリイカは、春頃に産卵シーズンを迎えるため、1月から3月にかけて旬を迎えます。この時期には、 イカのプチプチした食感と甘みを楽しむことができる、美味しい卵がたっぷりと詰まったヤリイカが出回ります。 子持ちヤリイカは、ホタルイカやアオリイカと同じイカの仲間で、水深200m〜500mの海底に生息しています。産卵期になると 、体長約20cmのヤリイカが数百匹群れをなして、岩礁や砂泥底に産卵します。 子持ちヤリイカの美味しさは、そのプチプチとした食感と甘味にあります。卵が口の中で弾ける感触は、食べるたびに楽しく、イカ本来のうまみも十分…

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富山県のホタルイカ解禁!!

2023年02月28日
富山湾のホタルイカ漁解禁!神秘的なホタルイカの見どころを紹介しまーす。 富山県の富山湾では、毎年3月1日にホタルイカ漁の解禁が行われます!   ホタルイカは、産卵が終わると力がなくなり砂浜に上がってしまうため、その時期になると 美しい光を放ちながら海から上がってくる姿が見られます。   この神秘的な光は、見る者を魅了し、多くの人々が富山湾を訪れる観光スポットとなっています。 ホタルイカ漁は、午前3時に船が出港し、海中でホタルイカがいる場所を探します。待っている間にはカモメが飛んでくるため、 カモメがホタルイカを食べる加減を見ながら、ホタルイカを捕まえます。 また,ホタルイカ…

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江戸前のサヨリ

2023年02月25日
今回は、千葉県竹岡産のサヨリについてご紹介します。 江戸前の高級魚として知られ、その美味しさは一度食べたら忘れられないと言われています。 まず、サヨリの特徴についてお伝えします。サヨリは体長が30cm程度で、体色は銀色に輝いています。体型は細長く、体表には黒い斑点が散りばめられています。また、サヨリは海水浴場の近くの砂浜などでよく見かけることがありますが、千葉県竹岡で水揚げされるサヨリは、非常にで美味しいと評判されています。   千葉県竹岡で水揚げされたサヨリは、江戸前の高級魚として知られています。これは、竹岡の海岸に面した地理的条件が非常に優れていて、海水が澄んでいること、そして漁…

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天然の銀鱈!!

2023年02月24日
今日の中卸店の仕入れで、驚きの発見がありました!なんと、天然の銀鱈が入荷していました~ 銀鱈ギンダラは、北海道や東北地方で水揚げされることがありますが、大半は北米のカナダや南米チリで漁獲されたものが日本に輸入されています。 そのため、国産品は非常に希少であり、「幻の魚」と呼ばれています。 国産の銀鱈は近年減少傾向で、過剰漁獲による漁獲量の低下や、気候変動による漁場の移動や水温変化などが影響しているとされています。 漁獲量が少ないため、国産は価格が高く、一般的な居酒屋などではなかなか食べることができないかもしれません。しかし、特別な日に、贅沢な味わいを楽しむために、銀鱈ギンダラを選ぶのも良いでし…

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青森から貴重なヤリイカ

2023年02月22日
おはようございます。 今日は青森県から入荷した今は貴重なヤリイカをご紹介しまーす。 最近ではヤリイカの漁獲量年々と減少しています、絶滅の危機に瀕している地域もああります。 青森県は、日本海に面した豊かな海の恵みを受け、新鮮で美味しい魚介類が豊富な土地として知られています。 特に冬の青森県は、波が荒く、凍てつく風が吹き荒れる過酷な環境ですが、その中で行われるヤリイカ漁は、新鮮で透明感のあるイカを 味わえる貴重なシーズンとして、多くの人々から愛されています。 ヤリイカは、日本海に生息する体長30cm程度のイカで、その名の通り、イカの腕に針のように鋭い先があることから、 日本海では「ヤリ」と呼ばれて…

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横浜市中央卸売市場にある神輿

2023年02月21日
横浜中央卸売市場には、歴史ある祭りの一部として美しい御神輿が存在します。 この御神輿は、昭和26年に横浜中央卸売市場の開設20周年と戦後の営業再開を記念して 制作されたもので、横浜魚市場卸協同組合が中心となって制作されたそうです。 この御神輿には、横浜らしいデザインが施されています。巴や魚がし、龍や鯉の滝昇り、さらには十二支や魚の透かし彫り、そして伊勢海老の線彫りなど、緻密で美しい彫り物が施されています。   これらの彫刻は、現代ではなかなか見ることができない技術を持つ職人たちによって制作されたもので、その美しさと精巧さはまさに芸術的と言えます!! この御神輿を制作したのは、15代目…

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横浜中央卸売市場に鎮座する穀物の神、伏見稲荷との縁

2023年02月20日
横浜市中央卸売市場で毎年2月の最初の午の日に行われる初午祭がありました。 なので今日は横浜市中央卸売市場と伏見稲荷大社との縁についてご紹介します。 横浜中央卸売市場は、昭和6年に開設され、今年で93年を迎えます。市場には、開設当時から鎮座する稲荷神社があります。この神社には宇迦之御魂神(ウカノミタマ)という女神様が祀られています。宇迦之御魂神は、古くから穀物の神として崇められ、その総本社が京都の伏見稲荷大社です。 伏見稲荷大社は、有名な千本鳥居があることで知られています。そして、その千本鳥居の中には、横浜中央卸売市場から奉納された鳥居もあるそうです。このように、横浜中央卸売市場と伏見稲荷大社に…

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