魚市場ブログ
王長 松川鰈
2023年12月12日
今日は仲卸に立派な活マツカワがいたのでご紹介しますね!!
マツカワカレイ(松川鰈)は、カレイの種類の中でも最も美味しく高級なものとして知られています。この魚の名前は、その皮が松の樹皮に似ていることから名付けられました。
マツカワカレイは、その格別な美味しさと昔からの珍しさから「カレイの王様」や「幻の魚」とも呼ばれています。
体長70センチメートルまで成長することがあり、その体型は顕著に平らです。鱗はざらざらしており、触ると硬い感触があります。背びれと尻びれには黒い帯状の模様があり、尾びれの後端が丸くなっているのが特徴です。また、この魚の盲面(下面)の色は性別によって異なり、メスは白、オスは黄色をしています。
料理としても、マツカワカレイは最高級の旨味を持つ魚です。一般的には刺身や昆布締めで提供され、その味わいは一度は体験していただきたいものです。マツカワカレイは、タカノハガレイ、タンタカ、キビラメ、ハダガレイ、ヤマブシガレイ、ムギガレイなど、様々な地方名で呼ばれています。特に「王長」というブランド名で知られるマツカワカレイは、北海道の函館市南部からえりも町にかけて生息しており、体長35cm以上の個体を指します。