魚市場ブログ
支笏湖(しこつこ)チップ
2024年06月28日
先日、横浜中央卸売市場の競り場で「支笏湖(しこつこ)チップ」という魚を初めて見かけました。
インターネットで調べてみると、支笏湖チップはベニザケの一種で、地元ではヒメマスとも呼ばれています。この魚は、支笏湖に1894年に阿寒湖(あかんこ)から移植されたもので、以来、支笏湖の名物となっています。アイヌ語で「薄い魚」を意味する「カバチェプ」が「チップ」となったそうですね~
(画像Pinterest)
特に興味深かったのは、支笏湖チップの旬の時期です。1年のうち6月から8月の3ヶ月だけしか漁獲されず、そのほとんどが地元で消費されるため、市場に出回ることはほとんどありません。だからこそ、支笏湖で食べるチップはとても貴重な存在です!!
支笏湖チップは支笏湖の清らかな水質と低水温のおかげで、臭みが少なく、脂がのった美味しい魚として知られています。主にプランクトンを餌とし、20〜35cmのサイズに成長します。この特有の環境で育つため、他の魚とは一味違った美味しさがあります。
(画像Pinterest)
刺身、寿司、塩焼き、燻製など、様々な料理で楽しむことができる支笏湖チップ。特に、支笏湖周辺のレストランや温泉宿泊施設で提供されている新鮮なチップ料理は、一度は味わってみたいですね~