魚市場ブログ

小田原の春ブリ大漁の背景

2024年04月23日

今年、小田原漁港では、約4500匹のブリとワラサが水揚げされました。これは2020年以来の大漁で、主に小田原西部の米神漁場や石橋漁場に設置した定置網からの漁獲で、約90センチ、7キロまで成長したブリが見られたそうですよ!!

市場にも凄い数のブリがこんなに入荷しています。

日本では「寒ブリ」として知られるものが冬の代表的な美味ですが、小田原のブリは春に最も脂がのります。特に3月と4月が旬とされ、昭和初期には日本有数の漁場として栄えていました。しかし、1970年代から水揚げ量が減少していましたが、今年は久々に大量のブリが揚がり、地元の飲食店などではブリの食べ放題もあるそうですね(笑)

小田原のブリは、5月までが旬とされており、まだ生殖巣が大きくないため、これからも高い品質が期待できます。6月になると、オホーツクでもブリが揚がり始め、年中ブリを楽しむことができると思います!

小田原での春ブリの大漁は、地域の漁業にとっても、ブリを楽しみにする私たちにとっても嬉しいニュースですね。この春、もし機会があれば、新鮮な春ブリを味わってみてはいかがでしょうか?

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