魚市場ブログ
九十九里の名物!ながらみを堪能しよう
2023年07月13日
今日は千葉県の「ながらみ貝」をご紹介します!
あさりやはまぐりといった有名な貝類に隠れてしまいがちですが、このながらみは九十九里の名物で、その美しさと味わいから「海の宝石」などの異名を持つことでも知られています。
正式名称を「ダンベイキサゴ」と言い、カタツムリに似た見た目を持つ巻貝です。貝の幅は約3~4cmと手にぴったり収まるサイズ感。地域によりますが、「キシャゴ」という呼び名もあるんですよ。九十九里を始め、本州から四国、九州まで分布しています。
このながらみの一番の特徴は、その美しい貝殻です。光沢のあるつるつるとした表面に、幾何学的な模様が施されています。色は灰色、青灰色、茶色と、さまざまで、個体によって異なる印象を与えます。面白いことに、栃木県では昔、おはじき代わりにながらみの貝殻を使っていたという話もあります。その名残から、おはじきのことを古くから「キシャゴ」と呼ぶそうですよ
美しいだけでなく、味も格別。「海の宝石」や「巻貝の女王」、「海のダイヤモンド」といった異名を持っているほどです。旬は春から夏にかけてですが、近年では漁獲量の減少から「幻の貝」とも呼ばれるようになってるそうですよ~
見た目も美しく、風味豊かな「ながらみ」は九十九里の名物として親しまれています。春から夏にかけてが旬で、その期間限定の味わいをぜひお試しください。