魚市場ブログ
トビウオの魅力
2023年05月12日
トビウオは、世界中の亜熱帯から温帯地域に広く生息する魚類で、その名前は水上を飛行するように滑走する姿から付けられました。トビウオの魅力について、詳しく見ていきましょう。
トビウオとは
トビウオはダツ目トビウオ科に学ぶ魚類の概要で、一般的に沿岸部の海表層あたりを泳いで、動物性プランクトンを主食としています。ハマトビウオやツクシトビウオなど、種類が豊富で、世界50種類ほど、日本だけでも30種類ほどが確認されています。
トビウオの旬
一般的にトビウオの旬は初夏〜夏と言われていますが、実際には地域によって少しずつ違いがあります。トビウオは季節回遊する性質を持ち、春先から夏にかけて徐々に北上して産卵後、秋この回遊行動により、春にはハマトビウオ、初夏にはツクシトビウオやホソトビウオ、そして秋にはぜひビウオなど、種類や漁獲する地域によって、旬の味が楽しめる時期が変わってきます。
トビウオの料理法
新鮮なトビウオが手に届いたら、まずはお刺身でその味を堪能してみてください。青魚特有の香りと、しっかりとした食感が楽しめます。また、成魚は塩焼きやフライにして食べられています。なお、焼きすぎるとパサパサとなり、味を損ねてしまう可能性があるので注意が必要です。
その他、トビウオはなめやだしの材料、干物などさまざまな料理法でその味を足りることができます。 また、お寿司のネタとして親しまれている「とびこ」「とびっこ」は、トビウオの卵を使用したものです。