魚市場ブログ
トクビレ【八角】
2024年06月04日
今日は「八角」についてご紹介します。
本来の名前は「得鰭(トクビレ)」ですが、胴部分を筒切りにした断面が八角形であるため、北海道では「八角」と呼ばれるようになりました。その後、この呼び名が関東でも定着して、代表的な名称となりました。厳密には、雄のみを「八角」と呼ぶ説もあるようですよ!
八角の旬は一般的に1月から3月とされていますが、旬の時期には特に美味しく楽しめますが、八角は一年を通して水揚げされるため、季節を問わず味わうことができます。その希少性から、市場で見かけたらすぐに購入するのがおすすめ!!
鮮度の良い八角の雄は、全体的に黒く、黒目が澄んでいるのが特徴です。また、鰓(エラ)が鮮紅色のものが新鮮です。これらのポイントを押さえれば、美味しい八角を手に入れることができるでしょう。
八角は様々な調理法で楽しむことができます。代表的なものとしては、塩焼き、軍艦焼き(魚を開いて、肝やみそ、酒などを合わせたものを塗って焼いた料理)、刺身、みそ汁、鍋などがあります。それぞれの調理法で、八角の独特な風味と食感を堪能することができます。
八角を見かけたらぜひ試してみてください。