魚市場ブログ

サンマの回復傾向 – 2023年の水揚げで希望が見える

2023年11月09日
今年のサンマの漁獲量に一筋の光が見え始めています。全国さんま棒受納漁業協同組合による最新の報告によると、2023年のサンマ漁は、過去5年間で最も低かった数値からの回復を示しています。

10月末時点での水揚げ量は、1万5471トンと前年比40%増加し、過去最低だった2022年の最終漁獲量と比べても、すでにその数を上回っています。これは、サンマ資源の回復への強い希望です!!

※イメージイラスト

漁業情報サービスセンターが運営する「おさかなひろば」によると、11月初旬にはさらに3023トンの水揚げがあり、これにより2021年の漁期最終記録をも超えました。5年連続の最低記録更新からの脱却を意味し、サンマ漁業にとって心強いニュースです!!

北海道・網走港では、港にサンマの大群が現れ、連日100人以上の釣り人が殺到しているとニュースもあり、地元住民はこの異変に目を見張っており、特に7日~9日の3連休最終日の5日午後11時ごろには、釣り人で暗闇の中、車がずらりと並んだそうですね~

※イメージイラスト

釣り糸を垂らすとわずか23秒でサンマが釣れるほどの入れ食い状態だそうで、網走港の岸壁には、数えきれないほどの釣り人がおり、皆さんのお目当てはもちろんサンマなのです。しかし、一部の釣り人たちの迷惑行為も横行しており、地元からは困惑の声が上がっています。

特筆すべきは、ロシア水域での漁獲量がこれまで大部分を占めていたにもかかわらず、今期は国内での漁獲が増加している点です。岩手県大船渡市からの買い気が強まり、海の状況が小型船にも出漁可能な状況をもたらしています。オホーツク海では、10月下旬から漁が堅調で、その結果、売上金額は75億7千万円に達したそうですね~これは、50%の増加となります。

このような漁獲の回復は、地域経済にも肯定的な影響を与え、漁師たちにとっては久々に訪れた明るい兆しですね!!

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