魚市場ブログ

沖縄の三大高級魚のアカマチ

2023年06月27日

こんにちは、今日は日本の海域に生息する美味しいがあまり知られていない白身魚、オナガダイについてご紹介します。

オナガダイとは?

オナガダイは、マダイに劣らない非常に美味な白身魚ですが、全国的には知名度が低い存在です。別名としてハマダイとも呼ばれることがあります。その特徴は、全長1m程度に成長し、背の色は濃く鮮やかな赤色で、体側と腹部は銀紅色をしています。体は紡錘形で側扁し、背びれの棘条部と軟条部の間が深く欠刻する形状を持ちます。尾びれが長く二叉し、成長するにつれて上下両葉が長く伸びます。北西太平洋からインド洋にかけて分布し、日本では東京都以南の暖かい海域に見られます。

 

食材としてのオナガダイ

オナガダイは身が引き締まり、淡泊で上品な味わいです。刺身にすると淡いピンクがかった白身が美しく、甘みと旨みがあり、旬には脂が乗って絶品となります。皮目が美しいので、焼き霜造りにすると良いとされています。また、塩焼きや煮魚、揚げ物、蒸し物、椀種、鍋物など幅広い料理に向くのも魅力の一つです。

ハマダイ ~オナガダイ・尾長鯛・オナガ~ | 船橋市場 (船橋市地方卸売市場)

特に沖縄県ではアカマチと呼ばれ、マクブー、アカジンミーバイと並ぶ沖縄三大高級魚とされています。また伊豆七島では、マダイの代わりにされるほど高級魚として扱われています。その旬は脂が乗ってくる夏。背の赤色がくっきりとして、魚体が銀紅色に輝いているもの、眼が黒く澄んで鰓が鮮紅色のものは新鮮だと言えます。一見普通の白身魚に見えますが、深みのある味わいと上品な食感が特徴的なオナガダイ。旬の夏にはぜひ一度、その美味しさを味わってみてはいかがでしょうか。

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