魚市場ブログ
ひみ寒ぶり宣言
2024年11月21日
11月20日、富山県氷見市の氷見漁港で「ひみ寒ぶり宣言」が発表されました。
氷見漁港で水揚げされるブリは毎年この時期に旬を迎え、脂の乗りが抜群です。今年は午前8時までに約600本ものブリが水揚げされました。
今回水揚げされたブリは9kgから15kgほどと例年通りの大きさで、数日前からの寒気の影響で漁が一気に活発化したとのことです。
「ひみ寒ぶり」とは、氷見漁港で競りにかけられる重さ7kg以上のブリだけが名乗ることができるブランド名で、専用の青い箱に入れられ、販売証明書が付いて出荷されます。その品質は全国でも高く評価されており、冬の味覚として欠かせない存在です!!
今年の寒ブリシーズンは、地元にとって特別な意味を持っています。1月に発生した能登半島地震の影響で、氷見市も被害を受けた地域の一つ。漁業も復興への途上にある中で、「ひみ寒ぶり宣言」が行われたことは、地域の再起を象徴する明るいニュースとなりました。漁港では安定した出荷のめどが立ったことで、地元の人々の期待も高まっています。
そんな氷見漁港の寒ブリが、横浜市中央卸売市場にも到着しました~
見事に太った寒ブリは鮮度も抜群で、刺身やブリしゃぶ、焼き物など、どんな料理でもその美味しさを存分に楽しむことができます。
市場の関係者も「これから忘年会シーズンに向けて需要が高まる」と期待を寄せていましたね~
ニュースで氷見漁港の様子を見ていると、冬の味覚が一気に身近に感じられます。今年も「ひみ寒ぶり」で、寒い季節ならではの美味しさを堪能してみてはいかがでしょうか!!