魚市場ブログ
魚市場ブログ一覧
仲卸さんから頂いたエビスダイを食べてみました
2025年02月04日
今朝、市場の仲卸さんから「これ、食べてみなよ!」とエビスダイをいただきました。真っ赤で大きな目を持ち、見た目はキンメダイにも似ていますが、実は別の種類なのだそう。エビスダイはうろこや骨が硬いので、今回は仲卸さんにお願いして捌いてもらいました。ありがたい! エビスダイってどんな魚? キントキダイ科に属する深海魚の一種。 一見キンメダイのような鮮やかな赤色の体が特徴。 身は白身で、皮目に脂がのりやすいと言われています。 深海魚というと身が柔らかいイメージですが、エビスダイは程よい弾力もあって、食感が楽しい魚なんです。 捌き方のポイント 仲卸さんに手際よく捌いてもらったので、そのときに教わったポイン…
今年も伏見稲荷大社へ
2025年01月23日
今年も恒例行事として、京都の伏見稲荷大社へ初詣に行ってきました。 伏見稲荷大社は外国人観光客にとって日本で一番人気の観光スポットだそうで、今回訪れた際もほとんどが海外からの観光客の方々でした。 境内のどこを見ても外国語が飛び交い、まるで日本ではないような雰囲気でしたね! 昨年の初詣はあいにくの天気でしたが、今年は晴天に恵まれ、清々しい空気の中で参拝することができました。青空の下で千本鳥居をくぐると、より一層神聖な気持ちになりました。 市場から奉納された鳥居もありますあるんですよ 参拝後には恒例のおみくじを引きましたが、結果は「後吉」でした。正直なところ、「後吉」という運勢が良いのか悪いのかピン…
気仙沼の珍味「モウカの星」
2025年01月14日
宮城県気仙沼市は、豊かな海産物で知られる港町です。その中でも特に珍味として地元の人々に愛されているのが「モウカの星」。これは、モウカザメ(別名:ネズミザメ)の心臓を指し、その独特の食感と風味から一度食べたら忘れられないと言われています。 「モウカの星」の名前の由来 「モウカの星」という名前は、モウカザメの「モウカ」と、心臓の断面が星の形に見えることから名付けられました。新鮮なモウカの星は薄くスライスされ、ごま油と塩でいただくのが一般的。味わいはレバ刺しに近く、口の中で広がる濃厚な旨みが特徴です。 「モウカの星」の旬はいつ? 「モウカの星」が特に美味しいのは、秋から冬にかけてです。この時期、モウ…
新年初競り
2025年01月05日
皆さま、改めまして明けましておめでとうございます。 今年も横浜市中央卸売市場をどうぞよろしくお願いいたします。 さて、本日1月5日(日)は仕事始めということで、市場では毎年恒例の初競りが行われました。 豊洲市場では、1999年以降で2番目となる高額(2億700万)で大間の本マグロ(276キロ)が競り落とされたというニュースが飛び込んでまいりましたね。 過去最高額はあの「すしざんまい」の3億3000万円とのことで、毎年ながら初競りの話題は桁違い! そして、ここ横浜市中央卸売市場でも新年のあいさつを終え、いよいよ初競りへ。 日曜日ということもあって鮮魚の数は普段に比べて少なめでしたが、やはり初競り…
東京湾の特大スミイカ!横浜市金沢区富岡
2024年12月13日
今回は、東京湾で漁獲された特大サイズのスミイカについてご紹介します。 1杯1キロ近い特大サイズのスミイカ スミイカは、なんと4杯入りで3.8キロ! 1杯あたり約950グラムという驚きの大きさです。通常、スミイカは500グラム前後が一般的なので、この特大サイズは東京湾ならではの魅力と言えます。 今が最も旬のスミイカ スミイカの旬は冬。12月から3月にかけて身が甘くもっちりとした食感が引き立ちます。刺身や寿司、天ぷらなど、どんな料理にも抜群の相性を発揮する冬の味覚です。この時期のスミイカは脂が乗り、まさに絶品。 正式名称は「コウイカ」 スミイカは正式には“コウイカ”という種類のイカです。地域によっ…
国産天然ブラックタイガー
2024年12月06日
今日市場で見かけた国産ブラックタイガーの魅力 市場での散策中、ふと目に留まったのが「国産ブラックタイガー」。あまりお目にかかることのないこのエビは、標準和名 ウシエビ としても知られています。普段は輸入品が主流のブラックタイガーですが、今回はまさに 国産 ということで、興味をそそられました。 国産ブラックタイガーの希少性 しかし、今回見かけた「国産ブラックタイガー」は非常に珍しい存在です。日本国内では、東京湾以南の太平洋側や浜名湖周辺に生息しているものの、天然ものの流通量は極めて少ないのが現状です。市場に並ぶこと自体が稀なため、これはまさに「特別な出会い」と言えるでしょう。 このウシエビは南方…
ふくい名水サーモン
2024年12月03日
福井の新ブランド魚!「ふくい名水サーモン」を知っていますか? こんにちは!今日は、福井県から登場した注目の新ブランド魚「ふくい名水サーモン」についてご紹介します。2024年から本格的に全国に向けて販売がスタートし、その美味しさや品質の高さが早くも話題になっています。 「ふくい名水サーモン」って? 「ふくい名水サーモン」は、福井県大野市で育てられたトラウトサーモン(ニジマス)です。このサーモンは、大野市の清らかな湧き水を活用した陸上養殖で育てられており、その環境のおかげで驚くほどの美味しさを実現しています。 九頭竜川の支流である清滝川の上流から湧き出る水を利用して、サーモンはストレスなく育てられ…
本日の鮪売り場は見事な鮪が勢揃いでした!
2024年11月22日
今日は市場を回っていたら、なんとも見事な鮪がズラリと並んでいました。 その中でもひときわ目を引いたのが、大間の本鮪(132キロ)!いや~、圧倒的な存在感でしたね~👏。 さすが「黒いダイヤ」とも呼ばれるマグロの王様、大間マグロです。 大間といえば、本州最北端の下北半島にある漁師町。津軽海峡の恵まれた漁場で獲れる天然の本マグロは、質の良さで全国に名を轟かせています。 その中でも「大間まぐろ」としてブランド登録されたものは、30キロ以上の厳選されたマグロだけ!! 特に旬は秋から冬にかけての冷たい水温の時期。この時期に獲れる大間まぐろは、大型で脂のノリが抜群! ちなみに、大間では昔から一本釣りや延縄漁…
ひみ寒ぶり宣言
2024年11月21日
11月20日、富山県氷見市の氷見漁港で「ひみ寒ぶり宣言」が発表されました。 氷見漁港で水揚げされるブリは毎年この時期に旬を迎え、脂の乗りが抜群です。今年は午前8時までに約600本ものブリが水揚げされました。 今回水揚げされたブリは9kgから15kgほどと例年通りの大きさで、数日前からの寒気の影響で漁が一気に活発化したとのことです。 「ひみ寒ぶり」とは、氷見漁港で競りにかけられる重さ7kg以上のブリだけが名乗ることができるブランド名で、専用の青い箱に入れられ、販売証明書が付いて出荷されます。その品質は全国でも高く評価されており、冬の味覚として欠かせない存在です!! 今年の寒ブリシーズンは、地元に…
金蔵院と鮭塚供養 – 磯子の地で継がれる伝統
2024年11月12日
11月11日、毎年恒例の鮭塚供養が磯子区の金蔵院にて執り行われました。 横浜市中央卸売市場の水産部関係者が集い、鮭をはじめとする海の恵みに感謝を捧げる供養の様子をお伝えするとともに、この供養の歴史についてもご紹介します。 金蔵院の起源 金蔵院の歴史は、鎌倉時代に遡ります。京の高尾に住んでいた明恵上人から薬師如来像を授かった北条泰時が、その像を安置するために磯子と岡村の境に霊雲山龍錫寺を建立したのが始まりとされています。その後、嘉暦3年(1328年)に理空上人が中興し、現在の「海向山 金蔵院」として再興されたと伝えられています。 観音堂 金蔵院の本堂の左側には、朱色が鮮やかな「観音堂」が立ってい…