魚市場ブログ
仲卸さんから頂いたエビスダイを食べてみました
2025年02月04日
今朝、市場の仲卸さんから「これ、食べてみなよ!」とエビスダイをいただきました。真っ赤で大きな目を持ち、見た目はキンメダイにも似ていますが、実は別の種類なのだそう。エビスダイはうろこや骨が硬いので、今回は仲卸さんにお願いして捌いてもらいました。ありがたい!
エビスダイってどんな魚?
- キントキダイ科に属する深海魚の一種。
- 一見キンメダイのような鮮やかな赤色の体が特徴。
- 身は白身で、皮目に脂がのりやすいと言われています。
深海魚というと身が柔らかいイメージですが、エビスダイは程よい弾力もあって、食感が楽しい魚なんです。
捌き方のポイント
仲卸さんに手際よく捌いてもらったので、そのときに教わったポイントをご紹介します。
- うろこが硬い!
エビスダイのうろこは硬く飛び散りやすいため、ビニール袋に入れるなどしてガリガリと取ると後片付けが楽とのこと。 - 骨も頑丈
しっかり切れる包丁を使って頭を落とし、お腹を割って内臓を取り除き、三枚おろしに。焦らず丁寧に作業するのがコツ。
いざ、湯引き&炙りで実食!
捌いていただいた身をお刺身サイズにカットし、まずは湯引きに挑戦。
- 湯引き
- 皮目にサッと熱湯をかけてすぐに氷水へ。
- 皮と身の間の脂がじゅわっと感じられ、歯ごたえはプリプリ!
- 皮の表面がほんのり白っぽくなり、見た目にも上品になりました。
- 炙り
- バーナーやフライパンで皮目をサッと炙るだけ。
- 皮目の脂が香ばしくとろけて、口に入れた瞬間に旨みが広がります。
- 湯引きとはまた違う、香ばしさとジューシーさが絶品!
実際に食べてみると、プリプリの歯ごたえと皮目&身の脂のバランスが最高でした。
その他のおすすめ調理法
- 刺身
白身ならではの上品さと甘みをダイレクトに楽しめます。 - 煮付け・焼き物
キンメダイのように煮付けにしてもOK。塩焼きや西京漬けも美味しいそうです。
まとめ
エビスダイは比較的珍しい深海魚ですが、
- うろこが硬い
- 骨が頑丈
という点さえクリアできれば、プリプリの身と皮目の脂を存分に味わえるおいしい魚です。
今回は仲卸さんに勧められた湯引きと炙りで食べてみましたが、どちらも甲乙つけがたい美味しさでした。
もし市場や鮮魚店で見かける機会があれば、ぜひ一度エビスダイに挑戦してみてください。硬いうろこの処理はちょっと大変ですが、その先にある贅沢な味わいは格別です!
参考サイト