魚市場ブログ

横浜市場で働いて感じた、新しい時代の流れ

2023年03月27日

自分が横浜市場で働いていた2年半間に感じたことの一つに、産地との直接取引や直売所、ネット販売などが増えているということが挙げられます。
市場で働く私たちにとっても、この流れを意識しなければならない時代になっていると感じました。

従来の卸売市場を経由しない取引が増加していることにより、市場に流通する商品の流れに変化が生じています。仲卸業にとっては厳しい状況になるかもしれません生産者と消費者が直接やり取りすることで、より新鮮な商品を提供できるようになるというメリットがあります。

  • 2020年に発表された調査によると、日本のB2B Eコマース市場は2025年には7兆9,600億円に達すると予測されています。
  • 2021年に発表された調査によると、日本のB2Bデジタル・マーケットプレイス市場は2025年には2兆6,100億円に達すると予測されています。
  • 2021年に発表された調査によると、日本の企業におけるデジタル化の進展により、2025年にはオンライン取引が全取引の36%にまで拡大すると予測されています。
  • 2021年に発表された調査によると、日本のB2B企業の約半数が、従来の卸売市場を経由しない取引に積極的に取り組んでいると回答しています。

市場の仲卸業者も、これからの時代に合わせて、新しい販売方法を模索していかなければならないと感じています
消費者とのつながりを深め、新しい顧客層を獲得することが今はとても大事

ただし、これらの新しい販売方法を導入するには、新たな知識や技術が必要になることもありますし、組合の職員として、常に最新の情報にアンテナを張り、新しい取り組みに積極的に取り組んでいくことが重要だと本当に感じました。

横浜市場は、歴史ある市場であり、地域の食文化に欠かせない存在です。今後も、変化する時代に合わせて進化を続け、より多くの人々に愛される市場になるよう、私たちも努力を続けていきたいと思います。

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